
リクルートカードってポイント還元率が高いけど、どれくらい得する?楽天カードのほうがキャンペーンも多いし得じゃない?
年会費無料のクレジットカードの中では最高のポイント還元率を誇るのがリクルートカードです。クレジットカードを作るなら還元率が高いほうがいいので持っていても損はありません。
でも他社のカードに比べてどれくらい得するのかはなかなか比較できないので実際にはよくわからないです。
この記事ではリクルートカードのデメリット・メリットを解説し、ポイントが貯まりやすく人気がある楽天カードとの比較をしていきます。
またリクルートカードはどんな場面で使うのが一番いいのか解説します。
- リクルートカードの基本情報
- 高還元と言われる楽天カードとの比較
- リクルートカードのデメリットとメリット
- リクルートカードをおすすめする人とおすすめできない人
リクルートカードはポイント還元率1.2%の超高還元カード

リクルートカードは必ずと言っていいほど持っておいたほうがいいクレジットカードです。
年会費が永年無料のクレジットカードはたくさんありますが、いつでもポイント還元率1%を超えるのはリクルートカードだけ。還元率1%でも高還元と言われるなかで1.2%は凄まじいです。
持っていても何も損はなく、むしろ公共料金などを支払えば圧倒的に得するので作っておきましょう。
リクルートカードの基本情報

リクルートカードの基本情報は次のとおりです。
- 名称
-
リクルートカード
- 年会費
-
永年無料
- 発行手数料
-
無料
- ポイント種類
-
リクルートポイント
- ポイント還元率
-
1.2%~4.2%
- 交換可能ポイント
-
Pontaポイント(1P=1P)
- 電子マネー機能
-
なし
- ポイント付与対象の電子マネーチャージ
-
Edy、モバイルSuica、SMART ICOCA
(※JCBブランドはモバイルSuicaのみ) - ブランド
-
VISA、Mastercard、JCB
- 追加カード
-
家族カード、ETCカード
(VISA、Mastercardは発行手数料1,100円) - 付帯保険
-
海外旅行、国内旅行
ショッピング保険 - 締め日
-
15日締め、翌月10日支払い
発行にかかる手数料は無料、年会費はずっと無料、ポイント還元率は最低でも1.2%といいことづくしです。
リクルートカードと楽天カードの比較

ポイント還元率1.2%のリクルートカードでも楽天カードの人気ぶりには勝てていません。
ここでその違いを比較してみます。
名称 | リクルートカード | 楽天カード |
---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 永年無料 |
発行手数料 | 無料 | 無料 |
ポイント種類 | リクルートポイント | 楽天ポイント |
ポイント還元率 | 1.2%~4.2% | 1.0%~3.0% |
交換可能ポイント | Pontaポイント(1P=1P) | ANAマイル(1P=0.5マイル) |
電子マネー機能 | なし | Edy |
ポイント付与対象の 電子マネーチャージ | Edy、モバイルSuica SMART ICOCA (※JCBブランドはモバイルSuicaのみ) | Edy(200円=1P) |
ブランド | VISA、Mastercard、JCB | VISA、Mastercard、JCB、AMEX |
追加カード | 家族カード、ETCカード (VISA、Mastercardは発行手数料1100円) | ETCカード(年会費550円) 家族カード |
付帯保険 | 海外旅行、国内旅行 ショッピング保険 | 海外旅行、カード盗難 |
締め日 | 15日締め、翌月10日支払い | 月末締め、翌月27日支払い |
申し込みページ | ![]() | 楽天カード |
楽天カードはポイントアップのキャンペーンが頻繁にあり、ポイントが貯まりやすいと人気です。
しかし基本のポイント還元率は1.0%です。
1.0%でも高還元なんですが、公共料金や携帯電話などの支払い、街での買い物などで普通に使うとリクルートカードじゃないと0.2%損します。
リクルートカードのデメリットは2つ

ではリクルートカードにデメリットはないのかというと、そうでもありません。
先ほども書いた通り、いくらリクルートカードが高還元率とはいってもデメリットは存在します。
実際に使って分かったデメリットとメリットを解説します。
- リクルートポイントは使い道が限られる
- ポイントアップできるのがリクルートのサービスだけ
デメリットはこの2つです。
リクルートカードのデメリット①リクルートポイントは使い道が限られる
リクルートカードを使って決済すると1ヶ月の請求額100円につき1.2ポイントが付与されます(小数点以下は切り捨て)。
しかしこのリクルートポイントの使い道がないんですよね。
使えるのはリクルートのサービスだけです。
解決策は後述する「Pontaポイントに交換」ですが、やや手間です。またリクルートの期間限定ポイントはPontaに交換することはできません。
リクルートカードのデメリット②ポイントアップできるのがリクルートのサービスだけ
リクルートポイントの還元は上記の通り「1.2%~4.2%」なんですが、ポイントアップするのはリクルートが関係するサービスだけ。これはメリットでもありデメリットでもあります。
- じゃらん
- ポンパレモール
- ホットペッパーグルメ
- ホットペッパービューティー
これらのサービスがポイントアップの対象ですが、まったく使わない方は1.2%以上のポイントをもらえることはありません。
リクルートカードのメリットは5つ

リクルートカードのメリットは次の5つです。
- 年会費が永年無料
- ポイント還元率が最低でも1.2%
- ポンタポイントに1:1で交換可能
- じゃらんでポイントUP(GoToトラベルもOK)
- ホットペッパーでポイントUP(GoToイートもOK)
年会費無料で還元率1%を超えるのはリクルートカードだけです。
リクルートカードのメリット①年会費が永年無料
リクルートカードを使わなくても年会費は発生しません。銀行系のカードなどで「年一回の利用で次年度無料」というのがありますが、それとは違います。
何もしなくても、家族カードやETCカードも含めて全部が永年無料です。
ただしブランドが「VISA」「Mastercard」の場合はETCカードの発行手数料1,100円がかかります。
リクルートカードのメリット②ポイント還元率が最低でも1.2%
リクルートカードを持つ最大のメリットが「ポイント還元率が最低でも1.2%」あること。
これだけでもリクルートカードを持つ意味がありますね。
還元率1.0%を超えるカードは『超高還元カード』と言われます。
たとえば公共料金や携帯電話の支払いなどを含めて月40,000円をクレジットカード決済したとすると、年間480,000円での還元ポイントは、
- 0.5%還元
-
2,400P
- 1.0%還元
-
4,800P
- 1.2%還元
-
5,760P
通常の0.5%還元カードと比べると3,360円相当のポイント差があります。
10年続けたら33,600円にもなるので普通のカード使っていたら大損ですよね。
リクルートカードの凄いところは電子マネーチャージでも同じように1.2%のポイント還元をしてくれるところです。電子マネーチャージ+利用でポイント二重取りができるのはありがたいですね。
ただしチャージでポイントが付与されるのはEdy、モバイルSuica、SMART ICOCAだけになっているので注意です。また、JCBブランドの場合はポイント付与はモバイルSuicaのみになってしまいます。
(※1ヶ月のチャージ合計額が30,000円までしかポイントはもらえないのでチャージしすぎには気を付けてください。)
リクルートカードのメリット③ポンタポイントに1:1で交換可能
貯まったリクルートポイントの一番使いやすい方法がこれ。
ちょっとだけ手間がかかりますがPontaポイントに交換してしまいましょう。
交換レートは1:1なので1ポイントも損することなく交換できます。
リクルートポイントをPontaポイントに交換することでかなり使える幅が広がるはずです。
- すき家
- はま寿司
- ローソン
- 昭和シェル
- ケンタッキー
ここらへんでサクッと使えます。
ポンパレモールはPontaに交換できない期間限定ポイントの消化で利用しましょう。
リクルートカードのメリット④じゃらんでポイントUP(GoToトラベルもOK)
こちらはデメリットにも書いたことですが、逆にメリットになる場合もあります。
旅行によく行くなら「じゃらん」で宿泊先の予約をするとお得です。
じゃらんnetを使うとリクルートポイントが2%。さらにリクルートカードで決済すると+1.2%で計3.2%の還元です。
もちろんコロナ対策のGoToトラベルキャンペーンの対象なので旅行代金は最大35%引きです。(最終日が2021年3月15日までの旅行が対象)
リクルートカードのメリット⑤ホットペッパーでポイントUP(GoToイートもOK)
ホットペッパーグルメやホットペッパービューティーの利用もポイントUP対象です。
じゃらんと同様にオンラインで予約して利用すると2%のポイント付与。そしてリクルートカード決済で1.2%の還元。あわせて3.2%分のポイントがもらえます。
こちらももちろんGoToEatキャンペーンに参加していて、ホットペッパーグルメで予約して食事をすると次回の予約時に使えるポイントが付与されます。(ポイント付与は2021年1月末まで、利用は2021年3月末まで)
リクルートカードをおすすめする人とおすすめできない人

リクルートカードをおすすめできない人はほぼいません。
ですが、先ほど書いたとおりリクルートカードで還元されるポイントの種類はリクルートポイントで、交換できるポイントはPontaポイントになります。
このポイントを使わないならリクルートカードを持つ意味はありません。
具体的には下記のすべてに当てはまる人が「おすすめできない人」になります。
- 外食しない
- 旅行に行かない
- 美容院の予約しない
- ローソンに行かない
- 昭和シェルに行かない
- ポンパレモールは使わない
このすべてに当てはまるなら持たないほうがいいです。とは言え、そんな人はレアな存在でしょう。
逆におすすめする人は「上記のリストのうち、ひとつでもする人」になります。そのなかでもリクルートカードを強くおすすめしたい人は次のどれか一つでも当てはまる人です。
- 外食する人
- 旅行に行く人
- 美容院の予約をする人
- ポンパレモールを使う人
これらをするならポイントアップの対象になって、3.2~4.2%のポイントがもらえるので非常にお得です。
もしあなたがこのどれかに当てはまるなら今すぐにでもリクルートカードを申し込んだほうがいいです。先延ばしにするほどポイントをどんどん損していきます。
外食するならホットペッパーグルメ、旅行はじゃらん、美容院の予約はホットペッパービューティーの利用で2%のリクルートポイントがもらえます。
リクルートカードは得。他社カードとの2枚持ちがベスト

デメリット
- リクルートポイントは使い道が限られる
- ポイントアップできるのがリクルートのサービスだけ
メリット
- 年会費が永年無料
- ポイント還元率が最低でも1.2%
- ポンタポイントに1:1で交換可能
- じゃらんでポイントUP(GoToトラベルもOK)
- ホットペッパーでポイントUP(GoToイートもOK)
おすすめできない人
下記にすべて当てはまる人
- 外食しない
- 旅行に行かない
- 美容院の予約しない
- ローソンに行かない
- 昭和シェルに行かない
- ポンパレモールは使わない
おすすめする人
下記に一つでも当てはまる人
- 外食する人
- 旅行に行く人
- 美容院の予約をする人
- ポンパレモールを使う人
- 名称
-
リクルートカード
- 年会費
-
永年無料
- 発行手数料
-
無料
- ポイント種類
-
リクルートポイント
- ポイント還元率
-
1.2%~4.2%
- 交換可能ポイント
-
Pontaポイント(1P=1P)
- 電子マネー機能
-
なし
- ポイント付与対象の電子マネーチャージ
-
Edy、モバイルSuica、SMART ICOCA
(※JCBブランドはモバイルSuicaのみ) - ブランド
-
VISA、Mastercard、JCB
- 追加カード
-
家族カード、ETCカード
(VISA、Mastercardは発行手数料1,100円) - 付帯保険
-
海外旅行、国内旅行
ショッピング保険 - 締め日
-
15日締め、翌月10日支払い
総合的に判断すると、『リクルートカード+他社カードの2枚持ちで対応』がベストと言えそうです。
「他社カード」というのは比較した楽天カードじゃなくてもOK。楽天サービスを使わない人は楽天カードを持つ意味がないのでライフスタイルに合わせるべきです。
たとえば、
- ヤフーショッピングを使う
-
ヤフーカード
- Wowmaを使う
-
auWALLETクレジットカード
といった感じ。
そして公共料金や保険料、ガソリンなどのポイントアップに無関係なものをリクルートカードで支払って、じゃらんやホットペッパーを利用すればポイントがどんどん貯まります。
普通の会社員で安定収入があれば審査も問題ないですし、もちろん年会費無料なのでとりあえず作って電気代や携帯料金を払っておけばリクルートカードの恩恵を受けられますよ。

