住友生命の健康増進型保険「Vitality」は、あなたが一年間で貯めたポイントに応じてステータスが決まり、保険料が変動する仕組みです。
Vitalityに加入して最初の目標は『ゴールドステータスになって二年目から割引率+2%』になるでしょう。
ですが、一年目に一年間をかけてゴールド(24,000ポイント)を達成しても、二年目の保険料は割引+2%にはなりません。一年目の結果が反映されるのは三年目になります。
- Vitality一年目は最初の半年間が重要
- Vitality二年目から割引率を増やす方法
- 最初の半年間で24,000ポイントを獲得するためのシミュレーション
≫ステータス・保険料の判定方法(Vitality公式サイト)
Vitality一年目は最初の半年が命
Vitality二年目から割引率+2%を上乗せする方法はたったひとつです。
それは、最初の半年で24,000ポイントを獲得する。
実は一年かけてゴールドの基準を達成しても割引率に反映されるのはさらに一年後、翌々年度の保険料なんです。
このことについてもう少し深掘りして解説していきます。
Vitality二年目で割引率をUPさせる方法
先ほど書いたとおり、一年間かけてVitalityのポイントをたくさん貯めても保険料に反映されるのはさらに一年後からとなります。
しかし、半年間のポイントによるステータスが翌年度の割引率に反映される例外が2つあります。
- 契約当日(保険料判定日の翌日)からさかのぼって12ヶ月前~6ヶ月前の半年間の累計ポイントに基づいたステータスが、24ヶ月前~12ヶ月前の一年間のステータスを上回ったとき
- Vitality二年目は24ヶ月前~12ヶ月前の一年間のステータスがないため、開始初月から6ヶ月間の累計ポイントに基づいたステータスにより2年目の保険料に反映される(開始6ヶ月間でのステータスがブルーであっても2年目は割増にならない)
この②がVitality2年目から割引率を上乗せする方法になります。
ちょっと説明がむずかしくて理解しにくいと思いますので、Vitality公式サイトの画像を引用させてもらいつつ詳しく解説します。
6ヶ月前までの半年間のポイントが12ヶ月前までの1年間のポイントより多い場合
まず契約日からさかのぼって6ヶ月前までの半年間のポイントが、1年前までの一年間のポイントより多く、ステータスがUPする場合です。
たとえば下の図のように、
- 1年目の一年間
-
20,000ポイントでシルバー
- 2年目の最初の6ヶ月間
-
半年で24,000ポイント以上を獲得
この場合、本来であれば3年目のステータスはシルバーで割引率+1%であるところが、ゴールド判定になり割引率+2%となります。
このルールを知っていれば、うっかりブルーやブロンズで一年間が終わってしまっても、その後の半年間をめちゃくちゃ頑張ることで割引率を増やすことができますね。
2年目の保険料判定は最初の半年間のポイントだけで判定される
つづいて2年目の保険料の判定についてです。
何度も説明しているとおり、一年間かけて貯めたポイントによるステータスは翌々年度のあなたのステータスです。なので1年目に24,000ポイントを貯めても割引率が+2%されるのは3年目の保険料です。
それじゃあ2年目の保険料は15%割引のままなの?
2年も先のために頑張るなんて無理
こんなふうに思うのは当然のことです。
しかし2年目の保険料をさらに割引にする方法はあります。それが下の図。
このように2年目の保険料はVitalityに加入後の最初の半年間で決まる仕組みになっています。
なので、かなり厳しい条件ではありますが、半年間で24,000ポイントを獲得できれば2年目で+2%の割引を上乗せできます。
最初の半年間で24,000ポイントを得るためのシミュレーション
半年間で24,000ポイントなんて本当にできるの?
正直なところ半年間でゴールドステータスの基準である24,000ポイントをクリアするのはけっこう厳しいと思います。少なくとも普通の生活を送っていると無理でしょう。
ですが、Twitterなどを眺めていると達成した方もいらっしゃるようです。なのでちょっとシミュレーションしてみました。
Vitalityポイントを獲得する方法ともらえるポイント数について詳しく知るには下記のページをご覧ください。
公式サイト「健康増進メニュー」
- オンラインチェック
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3,000ポイント
- 健康診断
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10,000ポイント
- 検診
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歯科検診:500ポイント
- 運動
-
マラソンイベント:600ポイント×12回
- 運動
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歩数・心拍数3,600ポイント(20ポイント/日)
一例ですが、これで24,000ポイントを超えています。ひとつづつ見ていきます。
オンラインチェック(最大3,000ポイント)
Vitalityのスマホアプリで回答するだけです。必ず実施しましょう。
たばこを吸っているなら今すぐやめてくださいね。
健康診断(最大10,000ポイント:65歳以上は最大12,500ポイント)
健康診断は勤務先で実施しているものでもOKです。
ただしポイントがもらえる項目が検診内容に含まれなかったり、そもそも最初の半年の間に会社で健康診断がない場合は自力で受けるしかありません。
市町村が実施しているものや、病院の人間ドックなどの方法があります。
これも満点が理想です。
検診(がん検診1,000ポイント:歯科検診500ポイント)
年齢によりがん検診を受診することで1,000ポイントがもらえます。
ですがここでは全年齢対象の歯科検診でシミュレーションしました。歯科検診は歯の治療・口腔内クリーニングでもOK。
1年間で2回までポイントがもらえますが半年で1回と決まっているので500ポイントです。
Vitality健康診断・検診などに関するルールの変更が発表されました。
ルール変更前
Vitality健康プログラム開始後に受けた健康診断・検診のみがポイント付与の対象
2021年3月31日からのルール変更
Vitality開始日から1年前までに受けた健康診断・検診であればポイント付与(開始日に受けたものとして扱う)
運動(最大14,000ポイント)
あとは運動で稼ぐだけ。1年間で最大14,000ポイントです。
歩数と心拍数だけでは無理なので、スポーツイベントに参加しましょう。オンラインマラソンのイベントがシューズ代くらいしかお金がかからないのでおすすめです。
毎月開催されているのでたくさん稼げます。
【Vitality600ポイント】ONETOKYO登録とVitalityポイント申請のやり方をゼロから解説
イベントにいくら参加しても足りない分は毎日の歩数で稼ぐしかありません。
上記のシミュレーションではスポーツイベントまでで3,300ポイント足りないので180日で割ると1日当たり18.3ポイント。毎日8,000歩を歩けばクリアとなります。
Vitality二年目から割引を増やしたいなら最初の半年間が勝負
- Vitalityで一年間かけて貯めたポイントに基づくステータスは翌々年度に反映される
- 例外で契約日から6ヶ月前までの半年間のポイントが優先される場合がある
- 契約日から6ヶ月前までの半年間のポイントが、1年前までの一年間のポイントより多い場合
- 二年目の保険料判定に限り、一年目の最初の半年間のポイントだけで判定
- 半年間でゴールドステータスの基準(24,000ポイント)をクリアする例
- オンラインチェック=3,000
- 健康診断=10,000
- 検診=500
- イベント=7,200
- 歩数=3,600
住友生命Vitalityで一年間貯めたポイントが反映されるのは翌々年度です。つまり一年目で貯めたポイントによるステータスは三年目に適用となります。
ですが最初の半年間でゴールドやシルバーの基準を突破すれば二年目で適用されます。
二年目以降は一年間かけてゆっくりゴールド達成すればいい。とにかくVitalityはスタート直後の半年間が命です。
最速で割引の恩恵を受けたければ半年間にすべてを賭けましょう。
とはいえ無理は禁物。負傷して保険のお世話にならないように気をつけましょうね。